今から11年前(現2022年)に出版された電子書籍に対する本。
著者は電子書籍に触れた上でそれが主流になるかは懐疑的としている。
確かに今から11年前はスマートフォンはここまで普及していなかったので、電子書籍にふれる機会はなかったがiPhoneを手に入れて青空文庫のアプリを入れてから非常に便利な点があると気づいた。
現在の普及率は解らないが様々な本が電子化されているので電子書籍はダメ!実物の紙が良い!という主張は無くなり、両方を用途に応じて使い分けるようになるだろう。
未来に対する考えを今に照らし合わせるのは楽しかった。
★☆☆
出版大崩壊 電子書籍の罠
山田 順
文春新書